プロービング検査で歯周ポケットの深さを測定するとき、プローブを挿入する「圧力」は、診断精度に大きな影響を与えます。強すぎれば健康な組織まで傷つけてしまい、弱すぎれば正確な深さを計測できません。
大月歯科医院では、このプロービング圧を 0.2N(約20g) に設定し、精密かつ愛護的な検査を行っています。
その出血の「原因」を、より精密に見極めるために
プロービング時に出血があるかどうかは、歯周病の活動性を判断する重要な指標です。しかし、プロービング圧が適切でなければ、健康な組織を傷つけて「偽陽性」の出血を引き起こす可能性があります。
適正圧力は文献により20〜25g(0.2〜0.25N)とされていますが、当院ではより低い 0.2N を基準に採用しています。この微妙な差が、歯周病の正確な診断と、患者さまの負担軽減につながります。

0.2Nという選択。愛護的な検査への取り組み
0.2Nは、プローブの先端が歯周ポケットの底に到達しつつも、健康な付着組織を押し破らない絶妙な圧力です。
当院では、この圧力を維持するために:
- 定期的なキャリブレーション(圧力校正)をスタッフ全員で実施
- デジタルスケールを用いた感覚トレーニング
- 検査結果を経時的にデータ管理し、変化を正確に追跡
これにより、毎回安定した条件での検査を実現し、歯周病の進行・改善をより正確に評価できます。
大切なインプラントを守り続けるために
インプラント周囲の組織は、天然歯の歯周組織と比べてデリケートです。不適切な圧力でのプロービングは、インプラント周囲の薄い粘膜を傷つけ、感染リスクを高める可能性があります。
0.2Nの優しいタッチは、インプラント周囲炎の早期発見にも役立ちます。インプラント治療後のメンテナンスでも、この精密なアプローチが大切な人工歯根を守ります。
8名の歯科衛生士による、組織的な研鑽
当院では8名の歯科衛生士全員が、0.2Nのプロービング圧を正確に再現できるよう、日々トレーニングを重ねています。
- 月1回の院内キャリブレーション
- 大学病院口腔外科医との連携による最新知見の共有
- 衛生士同士のクロスチェックによる精度向上
「誰が検査しても同じ条件・同じ精度」——この組織的な取り組みが、大月歯科医院の予防歯科の基盤です。