院長挨拶
~過去を知り、今を懸命に生き、未来を想う人に寄り添える歯科医院へ~
一度壊れたら元に戻らないものがあります
大月歯科医院院長の大月要です。
私は2015年に48歳になる直前に脳出血のため体の左半分の自由を失ってしまいました。
元々血圧が高い方でかつ、お酒好き。今から思えば相当リスクは高い状態だったにもかかわらず、「まさか自分には関係ないこと」と安易に健康を考えていたのが大きな過ちでした。
私が自分の不摂生で壊してしまった脳神経組織はほぼ再生は見込めません。私は死ぬまで一生回復の望めない障害を自分の安易な考えで自らに課してしまったのだと,発症後に気づきました。
そうなってしまってからではもう遅いのです。
脳出血よりももっと身近に「壊れたら元に戻らないもの」があることをご存じですか?
それが…「歯」なのです.歯は一度虫歯になって削ってしまうと二度と元に戻ることはありません。また、永久歯は一度抜けてしまうと二度と生えてくることはありません。
むし歯や歯周病は悪くなったら負けです。大切なことは疾患にならないように予防することなのです。
そのことに自らの体験で気がついた私が皆様に貢献できることはないかと考えた上に見つけた結果が,当院を予防歯科をベースにした診療体系にリニューアルすることでした。予防歯科といっても様々な考えが存在します。当院が唯一本物の予防歯科の答えとして選択したのが、MTMを実践するオーラルフィジシャン型歯科医院という答えでした。
お口の中を「壊さないこと」を目指すためには「あなた自身のリスクを知ること」がとても大切です。リスクを知ることは今まであなたのお口の中で起こってきたこと(過去)の訳を知ることにつながるだけでなく、これからどうするべきか(未来)にもつながります。そして今自分自身にとって何をすべきかを真剣に考えていただける方々に私たちが提供できる最大の知識と技術でお答えできるようにしたいと思います。
そのような思いから当院の医院理念を
「過去を知り、今を懸命に生き、未来を想う人に寄り添える歯科医院」
と変えて皆様のお口の健康維持に日々精進と努力を重ねて参りました。
どうぞご理解の上宜しくお願いいたします。
1967年 高梁市生まれ
1992年 岡山大学歯学部卒業
1996年 岡山大学歯学部大学院口腔外科口腔腫瘍学専攻 卒業/歯学博士
吉備高原医療リハビリセンター勤務
1998年 大月歯科医院を開院
2015年6月 右側被殻部脳内出血に倒れ、左側片麻痺の後遺症となる。
障害者手帳2級1種.歯科医師として復帰のためにリハビリを開始。
2016年6月 診療所に復帰し,片手での歯科診療に従事し始める。
2018年3月 大月歯科医院院長として完全復帰し、「片手の歯科医師」としてリハビリとの両立を模索し始めています。
脳出血で倒れてしまい、一時は歯科医師人生も諦めかけたこともありましたが、多くの方々のお力添えにより何とか生還し、復帰することができました。
今は片手でも社会の一員として歯科医師としての職務をできることに感謝をしつつ、より多くの方々のお役に立てるように頑張っていきたいと思います。
好きな言葉 | 勇気・希望 |
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日頃の口癖 | 人間やろうと思えばばなんとかなる |
趣味や特技 | 自称「サイバーなデンティスト」。 趣味はパソコン全般と旅行。 ホームページ作りもやや趣味の範囲を超えつつある。 プログラミングも大好きでベクターに自作ソフトを公開していたりする。 |