訪問診療


年齢を重ねると、歯磨きが難しくなったり、唾液の分泌量が減少したりして、口の中の状態が悪化します。また、全身の筋力が低下すると、さまざまな病気がリスクとなり、食べ物を嚥下する際にも問題が生じることがあります。

その結果、むし歯や歯周病が進行しやすくなり、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性もあります。

唾液の減少は口の中に細菌の温床を作りやすくなります。そこで口腔ケアが非常に重要になります。

訪問歯科診療について

口腔ケア


定期的な口腔ケアを継続することで、誤嚥による肺炎リスクを減らすことが出来ます。

治療が終了しても、口腔衛生を保つためやお口の機能を回復させるために、定期的な口腔ケアが重要です。

摂食嚥下障害のリハビリテーション


食べ物がお口からこぼれやすい、噛むのが難しい、食事が時間かかる、飲み込む際にむせるなどの症状がある場合、接触嚥下障害が疑われます。

この診断のために、舌の筋力や飲み込み能力などを検査し、可能な場合は、回復のためのリハビリ指導を行っています。

歯周病治療・虫歯治療


歯周病は口の中だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼします。口腔ケアを行うだけでなく、歯ぐきの炎症を抑えることも重要です。


高齢になると、歯の根元に虫歯ができやすく、歯が折れることもあります。可能な限り多くの歯を残すためには、早めの治療と予防が必要です。

訪問診療の流れ

1

受付

お電話やFAXにて承ります。

2

訪問日時の設定

ご希望に沿い訪問日時を決定します。

その際に、簡単な問診を行います。

3

訪問治療の開始

歯科医師・歯科衛生士がお伺いしますので、各種保険証をご準備ください。

4

治療後

治療後の状態を維持していただくために、歯科医師・衛生士から口腔ケアのご説明を行います。

5

定期検診

定期的にお伺いし、歯科検診を行います。

入れ歯の調整や、クリーニングなど行います。

6

口腔ケア

患者様の状態や周囲の状況に応じて、口腔ケアメニューを作成し、実施いたします。

訪問エリア

医院から半径15kmの範囲が訪問診療のできる範囲になっています。

道路交通事情や曜日時間帯によっては訪問が出来ない場合ございますので、予めご了承ください。

診療費用

医療保険介護保険

基本診療は医療保険の適用となります

後期高齢者の方


75歳以上の方、65歳以上で広域連合から障害認定を受けた方。医療費の1割(または3割)負担

前期高齢者の方(~74歳の方)


65歳から75歳までの方は2割もしくは3割自己負担

障碍者、生活保護の方


各市町村の減税と同じ取り扱いとなります。

一般の方


一般の医療保険の自己負担と同じ扱いとなります。

※高額医療保険の自己負担限度額を超えた場合は還付されます。

基本診療は医療保険の適用となります

歯科医師による診療


1割負担の場合

1回 500円前後(月2回まで)

歯科衛生士による診療


1割負担の場合

1回 350円前後(月4回まで)

訪問歯科診療のご利用は歯科医師により「通院が困難」と判断された方が対象です。

料金の詳細につきましては訪問時にスタッフより説明させていただきます。

介護保険が適用されますがケアプランの対象となる限度額の「枠外」となります。

他の医療機関も含めて医療費控除のたいしょうとなります。